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笑い三年、泣き三月。 [本 ★★★☆]
★★★☆
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昭和21年、焼き払われたあとの東京で出会った男3人。岡部善造は旅回りの万歳芸人
だが、一旗あげようと上京してきたお人好し。鹿内光秀は映画会社を解雇されたあと南洋
の島に送られた、ひねくれ者の復員兵。田川武雄は活字中毒の戦災孤児。彼らは浅草
のストリップ小屋に拾われ、ボロアパートで家族のように暮らし始める。
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第144回直木賞受賞作「漂砂のうたう」で木内昇の名前を知り、一度は読むつもりで
手にしたものの、題名からも数頁めくった感じからも、気楽に読める気がせず断念。
そして一年後、帯の『三度の飯とお笑いを!』が目に付き、これならと読んでみました。
終戦直後の焼け野原の東京、人間まずは衣食住が満たされ、次に漸くお笑いやお色気
がくるものと、平和ボケした戦後育ち思ってしまいますが、人間はたくましいです。全て
同時にやってしまうものなのです。戦後の復興を笑いとストリップの世界から窺い知る
ことができる貴重で楽しい一冊です。
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昭和21年、焼き払われたあとの東京で出会った男3人。岡部善造は旅回りの万歳芸人
だが、一旗あげようと上京してきたお人好し。鹿内光秀は映画会社を解雇されたあと南洋
の島に送られた、ひねくれ者の復員兵。田川武雄は活字中毒の戦災孤児。彼らは浅草
のストリップ小屋に拾われ、ボロアパートで家族のように暮らし始める。
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第144回直木賞受賞作「漂砂のうたう」で木内昇の名前を知り、一度は読むつもりで
手にしたものの、題名からも数頁めくった感じからも、気楽に読める気がせず断念。
そして一年後、帯の『三度の飯とお笑いを!』が目に付き、これならと読んでみました。
終戦直後の焼け野原の東京、人間まずは衣食住が満たされ、次に漸くお笑いやお色気
がくるものと、平和ボケした戦後育ち思ってしまいますが、人間はたくましいです。全て
同時にやってしまうものなのです。戦後の復興を笑いとストリップの世界から窺い知る
ことができる貴重で楽しい一冊です。
ALWAYS 三丁目の夕日'64 [映画 ★★★★]
★★★★ 監督・脚本:山崎貴--------------------------------------------------------------------
昭和39年、日本中が高度経済成長と東京オリンピックに沸く中、東京・夕日町三丁目
は、いつものように住民たちが和気あいあいと暮らしていた。小説家の茶川は間もなく
新しい家族を迎えようとしており、鈴木オートの則文も事業を軌道に乗せ、三丁目中が
活気にあふれていた。しかし、そんななか六子に、想いを寄せる男性が現れる。
『ALWAYS 三丁目の夕日』『ALWAYS 続・三丁目の夕日』に続く、昭和の東京を舞台
にしたヒューマン・ドラマの第3弾。
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昭和33、34年の東京下町、夕日町三丁目を描いた前2作。今回は5年後の三丁目
が舞台です。映画の公開も2005年と2007年だったことから、実年でも同じ年月が
経っていることになります。当時の世相、カラーテレビやエレキギター、新幹線等には
さほどの驚きはなかったけれど、本作で一番驚きは淳之介と一平の成長ぶりでした。
役者自身の5年の成長と変化が、三丁目の住人キャラクターとしての5年とそのまま
重なり、あたかも同窓会で旧友に再会したようなノスタルジーを感じさせてくれます。
オイルショックもバブル崩壊も3・11も知らなかった時代、日本の成長を信じ未来に
胸を膨らませ浮かれていた時代を、何も考えず笑って泣き、どっぷり感傷に浸った後、
当時と今と、我々はどちらが幸せなのか一考してみるいい機会のように思えました。
ALWAYS 三丁目の夕日シリーズ
◆ALWAYS 三丁目の夕日◆ALWAYS 続・三丁目の夕日◆
追憶の課外授業 なぎさの媚薬2 [本 ★★☆]
★★☆
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渋谷の街にたたずむ美しい娼婦・なぎさは、男たちに不思議な夢を見せてくれる。青春
時代に戻り、忘れられない女性に再会するのだ。今夜も一人の男が彼女の媚薬に誘われ、
長い夢へと落ちていく。山野研介は、中高一貫の男子校の英語教師・悦子先生に再会し
た。中学時代、先生の課外授業の噂を聞いた研介の妄想は膨らみ、ついに彼女のもとに
向かうが…。憧れの悦子先生を抱きたい。先生の運命を変えたい。でも、なぎさに導かれ
ていたのは研介だけではなかった―。大人気「なぎさの媚薬」シリーズ第二弾。
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シリーズ1「海の見えるホテル」が思いのほかよかったので続けて読んでみることに。
なぎさと出会う男のシチュエーションに違いがあるだけで、渋谷の街でなぎさに声を掛け
られた男が、なぎさに導かれ忘れられない女性と再会する話しの構成は変わりません。
一作目ほど、英語教師との再会話しに共感できるところがなかった分、低評価でした。
なぎさの媚薬シリーズ
◆海の見えるホテル◆
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渋谷の街にたたずむ美しい娼婦・なぎさは、男たちに不思議な夢を見せてくれる。青春
時代に戻り、忘れられない女性に再会するのだ。今夜も一人の男が彼女の媚薬に誘われ、
長い夢へと落ちていく。山野研介は、中高一貫の男子校の英語教師・悦子先生に再会し
た。中学時代、先生の課外授業の噂を聞いた研介の妄想は膨らみ、ついに彼女のもとに
向かうが…。憧れの悦子先生を抱きたい。先生の運命を変えたい。でも、なぎさに導かれ
ていたのは研介だけではなかった―。大人気「なぎさの媚薬」シリーズ第二弾。
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シリーズ1「海の見えるホテル」が思いのほかよかったので続けて読んでみることに。
なぎさと出会う男のシチュエーションに違いがあるだけで、渋谷の街でなぎさに声を掛け
られた男が、なぎさに導かれ忘れられない女性と再会する話しの構成は変わりません。
一作目ほど、英語教師との再会話しに共感できるところがなかった分、低評価でした。
なぎさの媚薬シリーズ
◆海の見えるホテル◆
おまえさん(上)(下) [本 ★★★★]
★★★★
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痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所
深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやっ
てきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不
明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。≪上巻≫
父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。気丈に振る舞う彼女を信之輔
は気にかけていた。一方、新兵衛の奉公先だった生薬問屋の当主から明かされた二十
年前の因縁と隠された罪。正は負に通じ、負はころりと正に変わる。平四郎の甥っ子・
弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。≪下巻≫
『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3弾。
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発売されてすぐ文庫版を借りたのですが、読むものが重なってしまい600頁を超える
大作2冊を短期間で読むのは無理と断念。再度単行本で挑戦し、やっと読破しました。
7年ぶりのシリーズでしたが、主要登場人物が皆、灰汁の強いキャラクター揃いだった
ためか、間隔が空いても戸惑うことなく物語に入り込むことが出来ました。
江戸時代の話しなのに、スパコン並みに頭が回転する弓之助と大容量の記憶装置を
備えた頭脳の持ち主・三太郎が活躍するところが、このシリーズの面白いところです。
時代小説にスパコンは、チョッと掟破りの感がしないでもありませんが、ファンタジー
好きな宮部さんならこれも有りとすんなり納得できてしまうから不思議です。
シリーズ三作目、おでこの見せ場こそりませんが、弓之助の活躍が存分に楽しめる
長編ミステリーを、新年早々じっくりと堪能させて頂きました。
宮部みゆき 既読作品
◆ぼんくら(上)(下)◆誰か◆あかんべえ◆日暮し(上)◆日暮し(下)◆孤宿の人(上)◆
◆孤宿の人(下)◆ブレイブ・ストーリー(上)(下)◆名もなき毒◆楽園(上)(下)◆
◆おそろし◆英雄の書(上)(下)◆あんじゅう◆ばんば憑き◆刑事の子◆
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痒み止めの新薬「王疹膏」を売り出していた瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所
深川の同心・平四郎は、将来を嘱望される同心の信之輔と調べに乗り出す。検分にやっ
てきた八丁堀の変わり者“ご隠居”源右衛門はその斬り口が少し前に見つかった身元不
明の亡骸と同じだと断言する。両者に通じる因縁とは。≪上巻≫
父親が殺され、瓶屋を仕切ることになった一人娘の史乃。気丈に振る舞う彼女を信之輔
は気にかけていた。一方、新兵衛の奉公先だった生薬問屋の当主から明かされた二十
年前の因縁と隠された罪。正は負に通じ、負はころりと正に変わる。平四郎の甥っ子・
弓之助は絡まった人間関係を解きほぐすことができるのか。≪下巻≫
『ぼんくら』『日暮らし』に続くシリーズ第3弾。
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発売されてすぐ文庫版を借りたのですが、読むものが重なってしまい600頁を超える
大作2冊を短期間で読むのは無理と断念。再度単行本で挑戦し、やっと読破しました。
7年ぶりのシリーズでしたが、主要登場人物が皆、灰汁の強いキャラクター揃いだった
ためか、間隔が空いても戸惑うことなく物語に入り込むことが出来ました。
江戸時代の話しなのに、スパコン並みに頭が回転する弓之助と大容量の記憶装置を
備えた頭脳の持ち主・三太郎が活躍するところが、このシリーズの面白いところです。
時代小説にスパコンは、チョッと掟破りの感がしないでもありませんが、ファンタジー
好きな宮部さんならこれも有りとすんなり納得できてしまうから不思議です。
シリーズ三作目、おでこの見せ場こそりませんが、弓之助の活躍が存分に楽しめる
長編ミステリーを、新年早々じっくりと堪能させて頂きました。
宮部みゆき 既読作品
◆ぼんくら(上)(下)◆誰か◆あかんべえ◆日暮し(上)◆日暮し(下)◆孤宿の人(上)◆
◆孤宿の人(下)◆ブレイブ・ストーリー(上)(下)◆名もなき毒◆楽園(上)(下)◆
◆おそろし◆英雄の書(上)(下)◆あんじゅう◆ばんば憑き◆刑事の子◆
すべて真夜中の恋人たち [本 ★★★☆]
★★★☆
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入江冬子、34歳はフリー校閲者。人づきあいが苦手で孤独を当たり前のように生きて
きた彼女の唯一といっていい趣味は、誕生日に真夜中のまちを散歩すること。友人とい
えるのは、仕事でつきあいのある大手出版社社員で校閲局勤務の石川聖。ふたりの共通
点は、おない年で出身県が一緒であること。ただ、それだけ。冬子は、ある日カルチャ
ーセンターで初老の男性と知り合う。高校の物理教師という、その男性の「今度は、光
の話をしましょう」という言葉に惹かれ、冬子は彼がときを過ごす喫茶店へ向かうよう
になる。少しずつ、少しずつ、ふたりの距離は縮まってゆくかにみえた。彼に触れたい
という思いが高まる冬子には、高校時代に刻みつけられたある身体の記憶があった―。
--------------------------------------------------------------------
草食系の定義はよく分からないけれど、こんな男と女のことを草食系と言うんじゃない
かと思える、恋愛が苦手な男と女のふれあいを描いた作品。大した進展もない話しを、
淡々と最後まで読ませてしまうのが、川上未映子の魅力なのかと改めて思いました。
芥川賞受賞者の作品は、2作3作と続けて読む気にさせてくれるものが少なく、何時の
間にか読まなくなってしまいます。そんな中、今も続けて読んでいる作家さんは、吉田
修一氏くらい、川上氏も吉田氏に続く存在に早くなって欲しいものです。再婚もされ、
母になる日も近いこの機に、もう少しエンターテイメント色の強い作風にも挑戦して、
娯楽作品大好きファンを楽しませてくれることを切に願います。
川上未映子 既読作品
◆乳と卵◆ヘヴン◆
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入江冬子、34歳はフリー校閲者。人づきあいが苦手で孤独を当たり前のように生きて
きた彼女の唯一といっていい趣味は、誕生日に真夜中のまちを散歩すること。友人とい
えるのは、仕事でつきあいのある大手出版社社員で校閲局勤務の石川聖。ふたりの共通
点は、おない年で出身県が一緒であること。ただ、それだけ。冬子は、ある日カルチャ
ーセンターで初老の男性と知り合う。高校の物理教師という、その男性の「今度は、光
の話をしましょう」という言葉に惹かれ、冬子は彼がときを過ごす喫茶店へ向かうよう
になる。少しずつ、少しずつ、ふたりの距離は縮まってゆくかにみえた。彼に触れたい
という思いが高まる冬子には、高校時代に刻みつけられたある身体の記憶があった―。
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草食系の定義はよく分からないけれど、こんな男と女のことを草食系と言うんじゃない
かと思える、恋愛が苦手な男と女のふれあいを描いた作品。大した進展もない話しを、
淡々と最後まで読ませてしまうのが、川上未映子の魅力なのかと改めて思いました。
芥川賞受賞者の作品は、2作3作と続けて読む気にさせてくれるものが少なく、何時の
間にか読まなくなってしまいます。そんな中、今も続けて読んでいる作家さんは、吉田
修一氏くらい、川上氏も吉田氏に続く存在に早くなって欲しいものです。再婚もされ、
母になる日も近いこの機に、もう少しエンターテイメント色の強い作風にも挑戦して、
娯楽作品大好きファンを楽しませてくれることを切に願います。
川上未映子 既読作品
◆乳と卵◆ヘヴン◆
海の見えるホテル なぎさの媚薬1 [本 ★★★★]
★★★★
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わたしを買ってくれませんか―?渋谷の路地にたたずむ美しい娼婦・なぎさを抱いた男
たちはみな、不思議な夢を見る。青春時代に戻って、忘れられない女性と再会するのだ。
今夜もまた一人の男が、なぎさに導かれて長い夢を見る。八坂敦夫は、中学時代の同級
生・ミツコと再会した。好きだった。あの頃は抱けなかった。だから、いま、抱きたい。
愛し合いたい。そして、現実では悲劇が待ち受けていた、ミツコの運命を変えたい…。
青春のせつなさあふれる官能小説「なぎさの媚薬」シリーズ第一弾。
--------------------------------------------------------------------
家の在庫本2冊目。エロティックな内容の本とは思っていましたが、堂々と官能小説と
謳っているとは知りませんでした。この手の重松さんの小説では、名前を伏せて書いた
と言われている「愛妻物語」を読んでいますが、愛妻物語に比べ格段によかったです。
単に官能小説と云うだけでは簡単に片づけられない、未熟ゆえに生じた青春時代の後悔
を性を通して取り戻す、大切な人を!大切な何かを!思い出させてくれる作品でした。
いつも訪問ありがとうございます。掲載予告の本はこれから読む予定なので、2011年の
記事はこれが最後になります。東日本大震災以後、本が読めない時期もありましたが、
楽しい前向きな本に接することで、自分も前向きになれた気がしました。来年も良い本に
たくさん出会えたらいいなと思います。
余談ですが最近、Metisが歌う「人間失格」を聴き、感じ入っております。

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わたしを買ってくれませんか―?渋谷の路地にたたずむ美しい娼婦・なぎさを抱いた男
たちはみな、不思議な夢を見る。青春時代に戻って、忘れられない女性と再会するのだ。
今夜もまた一人の男が、なぎさに導かれて長い夢を見る。八坂敦夫は、中学時代の同級
生・ミツコと再会した。好きだった。あの頃は抱けなかった。だから、いま、抱きたい。
愛し合いたい。そして、現実では悲劇が待ち受けていた、ミツコの運命を変えたい…。
青春のせつなさあふれる官能小説「なぎさの媚薬」シリーズ第一弾。
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家の在庫本2冊目。エロティックな内容の本とは思っていましたが、堂々と官能小説と
謳っているとは知りませんでした。この手の重松さんの小説では、名前を伏せて書いた
と言われている「愛妻物語」を読んでいますが、愛妻物語に比べ格段によかったです。
単に官能小説と云うだけでは簡単に片づけられない、未熟ゆえに生じた青春時代の後悔
を性を通して取り戻す、大切な人を!大切な何かを!思い出させてくれる作品でした。
いつも訪問ありがとうございます。掲載予告の本はこれから読む予定なので、2011年の
記事はこれが最後になります。東日本大震災以後、本が読めない時期もありましたが、
楽しい前向きな本に接することで、自分も前向きになれた気がしました。来年も良い本に
たくさん出会えたらいいなと思います。
余談ですが最近、Metisが歌う「人間失格」を聴き、感じ入っております。

海の見えるホテル (小学館文庫 し 5-1 なぎさの媚薬 1)
- 作者: 重松 清
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2007/12/04
- メディア: 文庫
さようなら、コタツ [本 ★★★]
★★★
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15年ぶりに、しかも誕生日に、部屋に恋人未満の男を招くことになった36歳の由紀子。
有休を取り、ベッドの到着を待ち、料理を作って待つが、肝心の山田伸夫が…来ない!
表題作ほか、新入りが脱走した相撲部屋の一夜を描く「八十畳」。やもめ暮らしの大叔父
が住む、木造平屋に残る家族の記憶をひもとく「私は彼らのやさしい声を聞く」など、
“7つのへやのなか”を、卓越したユーモアで描く傑作短篇集。
◆ハッピー・アニバーサリー◆さようなら、コタツ◆陶器の靴の片割れ◆
◆ダイエットクイーン◆インタビュー◆八十畳◆私は彼らのやさしい声を聞く◆
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久し振りに図書館で借りている本がなくなったので、購入したまま何時かは読むだろう
と本棚に在庫していた本の中からの一冊です。返却期限を気にしないで、のんびり読む
には短編がいいだろうと、部屋をテーマにした中島さんの短編集から読むことに・・・・。
女性二人で暮らす部屋。突然帰国した昔の恋人が訪れた部屋。小6少女が訪れる隣人の
部屋。妻の家出を隠すイラストレーターの部屋など、部屋を覗けば住人の人生が見える。
中島京子 既読作品
◆小さいおうち◆エルニーニョ◆花桃実桃◆東京観光◆
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15年ぶりに、しかも誕生日に、部屋に恋人未満の男を招くことになった36歳の由紀子。
有休を取り、ベッドの到着を待ち、料理を作って待つが、肝心の山田伸夫が…来ない!
表題作ほか、新入りが脱走した相撲部屋の一夜を描く「八十畳」。やもめ暮らしの大叔父
が住む、木造平屋に残る家族の記憶をひもとく「私は彼らのやさしい声を聞く」など、
“7つのへやのなか”を、卓越したユーモアで描く傑作短篇集。
◆ハッピー・アニバーサリー◆さようなら、コタツ◆陶器の靴の片割れ◆
◆ダイエットクイーン◆インタビュー◆八十畳◆私は彼らのやさしい声を聞く◆
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久し振りに図書館で借りている本がなくなったので、購入したまま何時かは読むだろう
と本棚に在庫していた本の中からの一冊です。返却期限を気にしないで、のんびり読む
には短編がいいだろうと、部屋をテーマにした中島さんの短編集から読むことに・・・・。
女性二人で暮らす部屋。突然帰国した昔の恋人が訪れた部屋。小6少女が訪れる隣人の
部屋。妻の家出を隠すイラストレーターの部屋など、部屋を覗けば住人の人生が見える。
中島京子 既読作品
◆小さいおうち◆エルニーニョ◆花桃実桃◆東京観光◆
孤舟 [本 ★★★]
★★★
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大手広告代理店を定年退職、バラ色の第二の人生のはずが、威一郎を待っていたのは、
家族との深い溝だった。娘は独立、妻は家を出てしまう。威一郎は、デートクラブに
入会し、ある女性に出会うが・・・・。定年後の夫婦の形を見つめる、異色の長編小説。
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大手広告関係の執行役員だった男が、会社を定年退職したあとの話と聞いていたので、
てっきり暇を持て余した男が、老いらくの恋に嵌り込んで、身を持ち崩す物語かと思い
ましたが、チョッとしたアバンチュールはあるものの、恋ばなとはほど遠い社会派小説
の部類に入るような内容でした。
主人公の男ではなく、妻の立場で物語を紹介するならば、『主人在宅ストレス症候群』
に妻がなってしまうような男の話しと言うことです。家事は何も出来ず、趣味もなければ、
友だちも出掛けるところもない、プライドだけは高くて、心配は三度の食事のことだけ、
そんな男の毎日家でゴロゴロしていたら・・・・。自分はそうはなるまいと固い決意をした
一冊でした。
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大手広告代理店を定年退職、バラ色の第二の人生のはずが、威一郎を待っていたのは、
家族との深い溝だった。娘は独立、妻は家を出てしまう。威一郎は、デートクラブに
入会し、ある女性に出会うが・・・・。定年後の夫婦の形を見つめる、異色の長編小説。
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大手広告関係の執行役員だった男が、会社を定年退職したあとの話と聞いていたので、
てっきり暇を持て余した男が、老いらくの恋に嵌り込んで、身を持ち崩す物語かと思い
ましたが、チョッとしたアバンチュールはあるものの、恋ばなとはほど遠い社会派小説
の部類に入るような内容でした。
主人公の男ではなく、妻の立場で物語を紹介するならば、『主人在宅ストレス症候群』
に妻がなってしまうような男の話しと言うことです。家事は何も出来ず、趣味もなければ、
友だちも出掛けるところもない、プライドだけは高くて、心配は三度の食事のことだけ、
そんな男の毎日家でゴロゴロしていたら・・・・。自分はそうはなるまいと固い決意をした
一冊でした。
異国のおじさんを伴う [本 ★★★]
★★★
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思わぬ幸せも、不意の落とし穴もこの道の先に待っている。どこから読んでも何度でも、
豊かに広がる10の物語。誰もが迎える、人生の特別な一瞬を鮮やかにとらえる森絵都
ワールド。
◆藤巻さんの道◆夜の空隙を埋める◆クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の……◆
◆クジラ見◆竜宮◆思い出ぴろり◆ラストシーン◆桂川里香子、危機一髪◆母の北上◆
◆異国のおじさんを伴う◆
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なかなか辛辣でシリアスな1編が20ページ足らずの短編集。一編が余に短いので、
次々と読んでいるうちに、どうしても先に読んだ話しの印象が薄くなり、題名を見ても
内容が思い出せなくて、読後にページをパラパラ捲ってようやく思い出したりしました。
そんな中で、特に面白いと思ったのが「竜宮」と「母の北上」の2作。共に心打たれる
人情味あふれる物語でした。次に、この話しも捨て難いと思ったのが「藤巻さんの道」
「桂川里香子、危機一髪」の共にラストのオチが決め手の2編でした。
森絵都 既読作品
◆いつかパラソルの下で◆永遠の出口◆風に舞いあがるビニールシート◆ラン◆
◆カラフル◆架空の球を追う◆この女◆DIVE!! (上)(下)◆
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思わぬ幸せも、不意の落とし穴もこの道の先に待っている。どこから読んでも何度でも、
豊かに広がる10の物語。誰もが迎える、人生の特別な一瞬を鮮やかにとらえる森絵都
ワールド。
◆藤巻さんの道◆夜の空隙を埋める◆クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の……◆
◆クジラ見◆竜宮◆思い出ぴろり◆ラストシーン◆桂川里香子、危機一髪◆母の北上◆
◆異国のおじさんを伴う◆
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なかなか辛辣でシリアスな1編が20ページ足らずの短編集。一編が余に短いので、
次々と読んでいるうちに、どうしても先に読んだ話しの印象が薄くなり、題名を見ても
内容が思い出せなくて、読後にページをパラパラ捲ってようやく思い出したりしました。
そんな中で、特に面白いと思ったのが「竜宮」と「母の北上」の2作。共に心打たれる
人情味あふれる物語でした。次に、この話しも捨て難いと思ったのが「藤巻さんの道」
「桂川里香子、危機一髪」の共にラストのオチが決め手の2編でした。
森絵都 既読作品
◆いつかパラソルの下で◆永遠の出口◆風に舞いあがるビニールシート◆ラン◆
◆カラフル◆架空の球を追う◆この女◆DIVE!! (上)(下)◆
舟を編む [本 ★★★]
★★★
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玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う
視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間
として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に
愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は
辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。
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駅伝に文楽に林業と、思いも依らない所に目を向けて小説に仕立てる三浦しをんさん。
今回は表現は悪いですが、言葉を愛し、言葉に魅せられた「言葉バカ」達の話しです。
言葉は生き物のように常に流動し変化しているため、終わりも完成もない辞書の編纂。
地味で根気のいる辞書作りは、辞書をこよなく愛する「辞書オタク」にしか出来ない
仕事のように思えました。
最近、辞書を引くことが多い言葉に「カタカナ語」があります。そんな時、気軽で簡単に
使える「電子辞書」のお世話になることが多いのですが、それも家にある国語辞典や
広辞苑のように、いずれ言葉の進歩に置いていかれるのは必至。今は、インターネット
もあるので、困ることはありませんが、それも辞書編纂者が常に最新の言葉を追い続け
尽力してくれている賜物。今後辞書を引くときは、辞書編纂に携わり努力されている人
たちに感謝と敬意を表しながら活用しなくてはと思いました。
三浦しをん 既読作品
◆まほろ駅前多田便利軒◆風が強く吹いている◆仏果を得ず◆神去なあなあ日常◆
◆星間商事株式会社社史編纂室◆まほろ駅前番外地◆木暮荘物語◆

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玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う
視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間
として。定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に
愛情を持ち始めるチャラ男、そして出会った運命の女性。個性的な面々の中で、馬締は
辞書の世界に没頭する。言葉という絆を得て、彼らの人生が優しく編み上げられていく。
しかし、問題が山積みの辞書編集部。果たして『大渡海』は完成するのか―。
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駅伝に文楽に林業と、思いも依らない所に目を向けて小説に仕立てる三浦しをんさん。
今回は表現は悪いですが、言葉を愛し、言葉に魅せられた「言葉バカ」達の話しです。
言葉は生き物のように常に流動し変化しているため、終わりも完成もない辞書の編纂。
地味で根気のいる辞書作りは、辞書をこよなく愛する「辞書オタク」にしか出来ない
仕事のように思えました。
最近、辞書を引くことが多い言葉に「カタカナ語」があります。そんな時、気軽で簡単に
使える「電子辞書」のお世話になることが多いのですが、それも家にある国語辞典や
広辞苑のように、いずれ言葉の進歩に置いていかれるのは必至。今は、インターネット
もあるので、困ることはありませんが、それも辞書編纂者が常に最新の言葉を追い続け
尽力してくれている賜物。今後辞書を引くときは、辞書編纂に携わり努力されている人
たちに感謝と敬意を表しながら活用しなくてはと思いました。
三浦しをん 既読作品
◆まほろ駅前多田便利軒◆風が強く吹いている◆仏果を得ず◆神去なあなあ日常◆
◆星間商事株式会社社史編纂室◆まほろ駅前番外地◆木暮荘物語◆
- ショップ: 楽天ブックス
- 価格: 1,575 円
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